いいちこ_①大分県の麦焼酎②別名:下町のナポレオン

 アルコール中毒にはなりたくない、と常々思っています。肝臓が強いのか、親譲りなのかは分かりませんが、若いころから少々の酒では酔わないのが特技だとも思っていました。還暦が近づくとさすがに量は減りましたが、毎日の飲酒は唯一の楽しみになっています。休肝日を作ることを考えていますが、なかなか実行できません。 

焼酎のイラスト

普段は発泡酒と焼酎が多く、期間限定で焼酎がワイン、ウイスキーに替わります。唯一の楽しみだという理由は、飲んでいるときは空想が膨らむことです。政治、経済、スポーツ、エンタメ、様々な分野で日々起きている問題がこうすれば解決出来るのに、という妙な自信をもってしまうのです。

 例えば、、、

【ロシアとウクライナの問題、中国と台湾の問題、北朝鮮と韓国の問題等は国境を無くせば解決するのではないか。国境という概念をなくしてしまい、自由に行き来できるようになれば紛争も起こらない。そうなると国として分ける必要がないから、世界という国の中の都道府県の扱いでいいんじゃないか。】

少子化対策を政府は進めていると言いながら男性の生涯未婚率は30%近くとなっている。若手の議員を担当大臣にすべきではないか。20代、30代の独身男性議員に自分のこととして考えてもらえば、よりよい政策をうてるのではないか。高齢化対策では、高齢者と現役世代が半々で検討すべき。】

【国会議員は国の政治を考えるべきなのに地元の道路整備、新幹線誘致などに忙しい。小選挙区制など止めて比例代表制だけにしたらいいのではないか。地元の要望は県会議員がまとめて政府に届けて平等に検討する。そうすれば国会議員の口利きによる公共工事の優先順位付けがなくなるのではないか。】

【テレビ局は公共電波を使うので免許制となっている。テレビ局自らが番組を制作・編成・放送するが、番組制作を制限する規制をかけることは出来ないか。また、番組制作費、タレントへのギャラや主な収益源である広告費を開示することで芸能事務所への忖度問題も解決するのではないか。】

などナド。飲んでいるときは素晴らしいアイデアだと思っても、翌日になると酔いとともに醒めてしまいます。それで済ませることが多いのですが、どんな思いつきや空想であっても、何か現実化できるように考えてみることが、実はものすごく大切なことだと思います。そして、何かしら行動してみること。中年になると「感情の老化」が進みます。「スウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥーンベリさんをみて、自分には無縁のことだと思ってしまう。」から脱却する方法ではないでしょうか。

 

 ※「いいちこ」という大分県麦焼酎は有名です。名前の由来は、大分弁で「いいちこ」は「いいですよ」とか「よいですよ」という意味だそうです。酔っていくうちに、フランス革命後の混乱を収拾するような大それたアイデアを空想してしまう「下町のナポレオン」も気の利いた愛称です。 

透明人間のイラスト(空想上の生物)